おじさんと言うには失礼で、30代前半でまだ若々しいが、コミュ力がハンパない男が会社にいる。
一般的な人のコミュ力が100だとしたら、彼は1,000で、僕は1。
普通の人よりも10倍くらい話しかけやすく、フレンドリー、とても楽しい気持ちになる男。
- 自転車で通勤することが日常なので、自転車用サングラスを日中も頭の上につけ(通称:グラ)
- 人の話を聞いているときでもついついゴルフの素振りをしてしまい(通称:ゴル)
- 石田純一もびっくりのプロデューサー巻きを平成最後の年にもしてしまう(通称:デューサー)
この経緯から、一部から”グラゴルデューサー”と呼ばれる秋葉原さん(仮名)。
そんな彼は、会社に来ると「ハロ〜」と言いながら、出社する。
朝でも昼でも(夜でも)、関係なく「ハロ〜」と言っている。
そんな言動に「デューサーぶってんなぁ」と思っていたけど、その行為がとてもありがたい話だと気づいたので、その話。
きっかけ
数ヶ月前、ちょっと会社に来て手伝ってもらっていた人に「会社の中での挨拶が少ない」「すれ違っても挨拶ない場合がある」という指摘を受けた。
そのときには、そうだっけなーと思ってたけど、ふとしたきっかけで思い返すと、確かにちゃんと挨拶をしていなかった。
そもそも疲れてもいないのに「お疲れさまです!」っていうのが嫌いだったけど、思い返すとそういう場面や会社での会話でこんなセリフしか言っていなかったことに気づいた。
- ざす(あざす)
- ぞす(うすの仲間)
- うす(そのまま)
- たす(あったーすの仲間)
- じゃす(なんじゃろ)
- ちゃす(あっちゃーすの仲間?)
- たーす(あたーすの仲間?)
- うーす(これはわかる)
文字にすると感じる圧倒的意味不明感。
大丈夫か、この人たち。
冷静に考えるとまずい。
- まず、意味がわからない、通じてない。
- 挨拶になっていない。
- 自分でも何言っているか分からない・・・
そんな時におもった「ハロ〜おじさん」のありがたさ
そんな観点で考え直すと、会社に来るたびに「ハロ〜」と言いまくり、なんだかわからないけど、とにかく話しかけやすい雰囲気を醸し出すグラゴルデューサーはすごいなと思った。
彼は「デューサーぶる」ことを目的としていたわけではなく、会社の中での挨拶不足というのを解消するために、あえて自分の年齢以上のキャラを演じて「ハロ〜」って言っていたのかもしれない(知らんが)。
そこまで考えていたとは、策士。すごいな、グラゴルデューサー。
というただのエピソードです。
「ハロ〜」言いまくろうかな。