広告会社からスタートアップに移籍しての3年の振り返り(後編)

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長くなりすぎたので、前編と後編に分けました。プレイドに加わるまでをまとめた前編はこちら
内容的には後編が、本編です。それでも長いです。

ただの振り返りの投稿です(繰り返し)

新卒で入社し、8年半過ごした博報堂から、2015年1月にまだサービスがローチしていないスタートアップであるプレイドに移籍して3年経ったので、振り返りにまとめます。

プレイド入社後、Marketing & Communicationという肩書になっているものの(自分で決めてよかったから暫定的に決めたまま)、色々なことやってて、「何やってるんすか?」「うーん、いろいろ」と答えること多かったので、その「いろいろ」の部分を主に振り返っていきたいなと思って、書き始めました。

補足:プレイドとは?

最先端のリアルタイム解析&ウェブ接客で”個客”コミュニケーションを実現するウェブ接客プラットフォーム「KARTE」を開発・運営しています。

当初は、EC向けのサービスということで市場へローンチしましたが、今では利用企業の業種は多岐に渡り、不動産、人材、金融、流通など様々な企業様で活用していただけるマーケティングのサービスとなりました。2017年2月末時点で1,430社に導入していただいています。

補足2:書いてる範囲について

一般的なマーケティング関連だと、出していいか分からない話多いので、出して良さそうな分野やそれ以外の分野で「いろいろやっている」ことの話中心です。

マーケティングとして何やってるの?は、一般的なマーケティングチームがやっていることにいろいろ手を出してると想像してもらって、興味ある人は直接聞いてくださいませ。簡単にいうと、「KARTE」のことを知らない人に知ってもらい、問い合わせをしてもらうためにあれこれ情報発信などやってます。

プレイド1年目

前編にも書いたように、今までの自分の経験がまったく活きないと分かっていたので、とにかく勉強のために時間を使いました。日中もひたすら勉強。

今となっては「ウェブ接客」市場というのは、ウェブマーケティング界隈の方なら少しは知られるようになってきたのですが、当時は自分たちで創ろうとしていた市場であったため、どこが競合なのか、海外だとどういうプロダクトがあるのか、ほとんど情報もなく、今まで社内で断片的に集められていた情報を元に、1ヶ月くらいは悶々と勉強していました。

この期間って、周りから見ると「何もやってない」ように見えてしまう場合もあるけど、本人にとってはいろいろなことをフラットに見て知れる時間で、非常に有益なんじゃないかなぁと思う。

ここで苦しむ人も何人か見てきたけど、自分の場合は入り口でのハードルを下げて「自分に掛かるプレッシャーを最小化する」という一般的な人々とは真逆の方法でのんびりとスタートしたので、この期間があって良かったと思ってます。

が、正直1ヶ月でもぜんぜん分かってなかったくらい、色々なプレーヤーやサービスが有るんだなぁと思いました。今でも分からないこと、知らないこといっぱいあるし。

1年目にやったこと その1

一応、マーケティングということで入ったものの、サービスローンチ前/ローンチ直後ということもあり一般的に言うマーケティングの業務でお金をかけるものは全くと言っていいほどやってはなかったです。

この辺は会社/サービスとしての考え方によっていろいろあると思いますが、当時のプレイドではまだまだまだサービスの磨き込みが大事でしょということで、お金をかけての広めるための施策はほとんどやってなかったと思います。

というか、市場調査、市場にどう入っていくかという意味でのマーケティングは既にされていて、その点は手を加えなくても良かったと言った方が良いかもしれないです。細々とした改善はやっていましたが、細々としすぎたかもなというのは今思う反省点です。

サービスのコンセプト、市場にどう打ち出すか、どう市場を作るかというのを入念に練りつつプロダクトを作っていたからなんだろうなぁと思います。

その代わりというのも変だけど、1年目にやったのが、Wantedly運用/初期対応担当でした。

Wantedlyの改善に手をつけられていないということで、まずはWantedlyの募集タイトル/募集文を書くことに。

この辺は広告に関わってきた自分としては確かに親和性あるなということで、なるほど~と思ってやってたのだけど、そのまま「応募来たよ➝あ、じゃあとりあえず会っておいて」という意外性のあるパスにより、いきなり一次対応担当となってしまいました(そのまま他媒体もやってみたりした)。

ただ、会社入る直前に自分がガッツリWantedly使って応募していたこともあり、けっこう面白い体験でした。

  • BtoBのサービスである「KARTE」をどう伝えるか、どの辺が魅力に伝わるポイントか、話しながらいろいろ試してみる。
    • その内容をさらにWantedlyの募集にも反映してみる。
    • 途中からは自分で写真撮って、自分で写真の加工もしてみる。
    • なんなら動画にもチャレンジしてみる(動画のほうが得意)。
  • エンジニアの良し悪しなんて、自分では全く判断できないけど、エンジニア力以外の部分で必要な何かを少しでも分かるように勝手に基準を作る。
  • 「会社を作る」という観点で、人を見るようになる。その視点で真剣に考えたことなかったから、とても悩んだ。

1年目にやったこと その2

その観点で会社を見ているうちに、いつの間にか「ゆるい方の会社広報」的なことも勝手にやってました。

メディア付き合い、プレスリリースなどを行う「ちゃんとした方の会社広報」は、 Shopping Tribeというプレイドで運営しているメディアの編集長 兼 広報という二足のわらじを履くアキラさんという超人がいたので、そちらはお任せしつつ、会社のBlogでランチのまとめやフットサルの話やゆるーい情報発信をやってました。

ゆるすぎて、オモコロデイリーポータルZなんじゃないかと思うテイストの記事もあります。単純に個人的にこういうテイストの記事が好きなだけです、すいません。

ゆるすぎて、いまだに意味が分からない記事。

プレイドはランチだけじゃないとDaikichiは立ち上がった | PLOG 株式会社プレイド BLOG
プレイドでは、朝食もしっかり取って、朝からバリバリモードです。そんな一幕をご紹介。

1年目にやったこと その3

その流れなのかなんなのか、社内イベント的なのもやるようになりました。

「もっと濃く交流する場がほしい、毎週飲みに行くくらいの」というのが代表・クラケンの口癖になっていたので(捏造の噂もあり)、2015年の8月から毎月最終金曜日はオフィスで「しめめし会(仮)」というのを開催することになりました。

いつまでも(仮)が抜けないのは、そこまでカッコイイネーミングじゃないから、もっと良いのがあったらいつでも変えるよという意気込みを込めています。

最初は、よくあるスタートアップとしてピザとビールだったのが、移転前ラストの2015年9月には僕らの「どんく」のチキンカツを注文、移転直後には駅前にあった「銀だこ」のたこ焼きを240個注文したり、茶色の物が多いという批判が多くなってきました。

記念すべき第一回しめめし会の食事。意外と悪くない。
どんくのチキンカツの会。お願いすればテイクアウトも可能です。
たこ焼き240個の会。たぶん人数30人くらい。

2年くらいやると流石に成長するということで、最近ではこんな感じの発注をできるようになり、すっかりフードマネージャー業が板についてきました。

社内でシュラスコできるくらいに成長しました

最近のしめめし会の様子です。

お肉だらけの「プレイド しめ忘年めし会2017 」by肉塊UNOさん
今回はオフィスでのケータリングの常識を覆されまくった、肉塊UNOさんによる豪華なプレイドのしめ忘年めし会2017を写真で紹介します。
プレイドしめめし会(仮) 2017年11月 | PLOG 株式会社プレイド
株式会社プレイドの毎月最終金曜日におこなうプレイドしめめし会の2017年11月の回の模様です。今回は、五反田の名酒場それがしに、ケータリングを依頼しました。今月はVRコンテンツもありで、楽しいしめ会となりました。

プレイド2年目

この年の大きな変化は、敏腕人事のイッシーが4月に入ってきてくれたこと。
これにより、なんちゃって人事として候補者の方に怪訝に思われるということがなくなりました。

そのおかげもあり、マーケティングのオペレーション面での見直しに年の後半から一部手を付けることができたのがこの年の大きな変化ですね。

1年目は正直、「コーポレートの情報発信>サービスの情報発信」な割合だったと思うのが、この年になってやっと「サービスの情報発信」にも、もっと力を入れることができるようになったという印象です。

いや、遅いだろうというツッコミもあると思いますが、サービスの進捗とその辺のバランスってなかなか難しいところですね。そのあたりが中にいないと分からないとこなので、面白い部分でもあります。

2年目にやったこと その1

「しめめし会(仮)」に続くイベントとして、プレイド日本酒部という集まりもはじめました。ただの酒飲みの集いです。

第一回の様子。

プレイド コーヒー部&日本酒部 コラボイベント! | PLOG 株式会社プレイド BLOG
私立珈琲小学校さんに来訪していただいてのコーヒーイベントと、それに負けじと立ち上がった日本酒部の模様です。

最初は8本だったんですね・・
最近では、これくらい並ぶことも当たり前になるほど、この分野の成長率は凄いです。

最近の日本酒会で用意される日本酒。

2年目にやったこと その2

さらにいろいろなイベントに手を出しました。
いつのまにかイベンターみたいになってるぞ。

会社の合宿。

PLAID Spring Camp 2016 by marumo | PLOG 株式会社プレイド BLOG
今年は千葉県富津市の金谷で行ったプレイドのSpringCampの模様です。濃く、充実したキャンプでした。

1周年記念パーティー

1周年記念パーティーで作ってもらったロゴ入りケーキ

2年目にやったこと その3

やっと動画作りました。本当は2年前に作りたかった内容だけど、やっと。
AOI Pro.の関連会社のQuark Tokyoさんに制作していただきました。

今年はこれを1,000倍くらい超えるもの作る予定です。
昔一緒に仕事した人たちと久々に仕事したいな。

プレイド3年目

3年目には、広報担当としてユッキーが入ってきてくれました。
「クックパッドをメジャーに!」のために初代広報担当がやったこと:CAREER HACKの人。

そのおかげもあって、その辺のビッグなプレスリリースが出て、ついにこの企業規模の会社とビジネスできるようになったかーと懐かしく感じました。

キリン、「一番搾り」のブランドサイトで ウェブ接客「KARTE」を導入
ウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」が、キリン株式会社(代表取締役社長:磯崎功典/本社所在地:東京都中野区)のビールブランド「一番搾り」のブランドサイトに導入されました。お客様の体験をブランド横断で蓄積、商品ではなくお客様軸で描くキリンのデジタルマーケティングをKARTEが支援します。
マネックス証券、ウェブ接客プラットフォーム「KARTE」を導入
ウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」が、マネックス証券株式会社(以下マネックス証券)のウェブサイトに導入されました。 創業期よりマネックス証券が目指す「インターネット専業証券だからこそ、お客様とのコミュニケーションをより大切にしたい」という想いを、KARTEのテクノロジーが支えます。
資生堂の「ワタシプラス」にウェブ接客「KARTE」が導入されました
ウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」は、資生堂が運営する総合美容サイト「ワタシプラス(http://www.shiseido.co.jp/wp/index.html)」に2017年4月より導入されました。

正直、3年前の感覚だと、この辺の会社とビジネスできるイメージが全く持ってなかったので、2年も経つといろいろ変わるものだなぁとしみじみ思った記憶あります。

3年目となった昨年からは、前職の方々との本格的に仕事の相談をすることも増え、4年目となる2018年はもっと増えそうな気がします。

ちょうど「石の上にも三年」の3年がまるまる過ぎて、攻めの4年目となりそうな予感。

3年目にやったこと その1

ユーザーの皆さまのKARTE愛にも支えられ、こういうイベントも開催することができました。

KARTE 2周年アニバーサリーパーティを開催しました! | PLOG
PLAID広報の櫻井です。 イベント好きのお祭り好きの人見知りです。 今日は先日開催した、KARTE2周年アニ …
PALCLOSET、LIFULLが登壇 | KARTE Summer ’17”
先日、KARTEユーザーにお集まりいただいき、KARTE User Meetup "KARTE Summer '17" を開催しました。今回は多くのユーザーへKARTEの活用事例、ナレッジを共有していただきつつ、ユーザー同士の交流となる場にしていただこうという意図で開催しました。
ミズノが登壇 | KARTE User Meetup vol.7
11月21日に、プレイド社にてKARTE User Meetup vol.7を開催しました。
今年の春頃から開始したMeetupも早いものでもう7回目。年内最後の会ということもあり、過去最高人数の23社・45名にご参加者いただきました。

過去2年、主に内部向けにふざけたイベントを中心にやってきたナレッジがまさかこういうとこで活かされるとはという不思議な気分でした。

3年目にやったこと その2

これは1年目からやっていたのですが、KARTE利用者のインタビューをインタビュアーから写真撮影、記事作成まで一式一人でやってます(一部の記事は外部の方に協力してもらってます)

https://mag.karte.io/category/interview/

インタビュアーも、記事作成もやったことなかったのにやっていいのかなと思う部分多々ありますが、自分たちのサービスについての意見を聞くには非常に参考になります。

直接話をして、どこがポイントかというのをもう一回書き起こしから見直して、構成して、そんな作業をしていると、その言葉に秘めている思いやサービスへの意見があるなぁとやっと分かるようになってきました。

切り取り方、構成の仕方で伝わるメッセージもがらっと変わるし、「どのような言葉を引き出すか」という部分は相手任せではなくてしっかりと頭のなかにイメージを持って質問しないと良いインタビューにならないものだなぁとやっと最近気付いてきた。

今年も同じ形式で続けられるかはわからないし、もっと効率化した方がいいと思っててそのチャレンジはする予定だけど、自分のスキルにはなっている気がしているので、非常に楽しい。いつか違う分野や趣味の分野でもインタビューしてみたいなぁ。

3年目にやったこと その3

自分の趣味は銭湯なのですが、その趣味を一緒にやってくれる仲間が増えました。

銭湯部という名前で活動してます。会社の集いとしては、ちゃんと活動している類です。集大成としてこのような活動をして、会社のBlogに書いちゃいました。一線超えた感は、若干あります。

「スーパー銭湯でリモートワークが成立するか?」を、新宿テルマー湯でプレイド銭湯部が試してきた | PLOG 株式会社プレイド BLOG
プレイド銭湯部が、このたび「スーパー銭湯でリモートワークが成立するか?」というお題を検証してきました。新宿テルマー湯にて、10名ほどで1日リモートワークしてみた感想をお届けします。

まとめ

3年の間に、「何やってるんすか?」「うーん、いろいろ」というやり取りを100回以上繰り返してしまったこともあり、その反省と自分のまとめのために3年の振り返りをしました。

結論、「この3年は今までの広告宣伝の経験が直接活きていないようにみえるけど、なんかたぶん貢献できてるポイントもあるっぽいから、いいんじゃないかな」という振り返りになりました。

「無くてもいいけど、あったら良いかもね。」というどこかの会社のキャッチコピーの劣化版のような存在に見られているということで肯定的に捉えて、今年も頑張ろうと思います。

できるだけ、他の人にできない無駄なことを今年も追求したいなと思ってます。


真面目なマーケティング関連の話は出せない話、出していいか微妙な話もあるので、大丈夫っぽいものだけほわっと出してます。

それ以外に、最低限やっている部分もあるし、あと何人か仲間がいたら、ああいうことも、こういうこともできるのになぁと思うことも多々あります。

「なんかおもしろそうやなー、分からんけど」と思ってくれたら、プレイドの採用ページでも見て、気になった人は知り合いなら直接連絡、知り合いじゃない人は応募してくださいませ。CEOとCTO以外のどの職種でも絶賛募集してますが、マーケティングチームにもめっちゃ仲間欲しいです。

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