昨日、大学時代に所属していた野良ゼミの片平ゼミのOB/OGに参加してきた。
過去のこの記事にも書いたが、野良ゼミであり、単位のもらえない有志のゼミである。
自分がゼミに入った年(2004年)から、有志のゼミに移行したので野良ゼミ1期生であるが、そこからまだ10年以上続き、近年では10人以上が毎年在籍してむしろ勢力が拡大しているみたい(当時は6名だった)。
OB会はここ数年は、赤坂にある「分店 なかむら食堂」を貸切にして開催されている。
昨年は初めて欠席したので、2年ぶりに参加。相変わらず先生が面白かったので、メモとしての記録。
面白かったポイント
まず絶対に遅れてくる
これは毎年恒例。
当たり前のようにあとから来る。
久しぶりに会う仲間同士の最初の挨拶をしてもらって、良い頃合いを見て、という狙いがもしかしたらあるかもしれないけど、98%くらいの確率で関係なくナチュラルに遅れてきていると思う。
挨拶が短すぎる
遅れてくるので乾杯の挨拶自体は別の方がやっていたけど、先生が来た時点でもちろんもう一回挨拶となる。
「乾杯の挨拶は短いほうがいい」というのは、他にも短いほうが良いものとセットで話してネタになることだが、往々にして少しは小話が入ってしまう。
なのに、先生は来てすぐに、「毎年集まってくれてありがとう、それでは乾杯」くらいの簡潔さで、すぐに挨拶を切り上げて見せた。空気が読めて、すごい。
その代わり、みんなのところを回る
挨拶は短いのだけど、その代わりにちゃんとみんなのところを回って近況を聞いている。
みんなのことをしっかり覚えているのもすごいし、しっかり回り、良いところで切り上げて、次に向かうという立食での立ち振舞いがちゃんとできているのがすごいなと。
そして、やっぱりクレイジーを推奨する
片平先生の口癖は「変な奴がいい」という言葉。
何故か人気のゼミらしく、入るための選考があるらしいが、そこでも重視するポイントが「変なエピソードがあるか」という点(自分のときは野良1期ということもあり、そもそもそこを希望すること自体が変だったので、選考はなかった)。
もともとは経済学部のゼミだが、変な人を重視するため、農学部、教養学部、文学部などの他学部の人も野良ゼミになってからは非常に多くなったと聞いた。
そういう違う分野で、普通じゃないことをやっている方が惹かれるっぽい。
3年生の自己紹介には、「なぜ選ばれたかというと、〜〜〜という変なエピソードが先生に受けて」と言っているのをいくつか聞いたので、ほんとに基準にしているんだろうな。
「変」を推奨するエピソードとして、先生が当時言っていたのが、マーケティング関係のゼミなのでマーケティング関連の仕事/部署に在籍している人が多いのだけど、「営業の現場を経験せずに、マーケティングの部門に最初から配属されてスマートなことだけを言っているやつは一番ダメだ」ということ。
これ、本当にそうなのかどうか知らないけど、当時はけっこう影響を受けて、そういうポリシーで就職活動をしていた。
OB会でも、企業の中でも王道じゃない部署で変なことをやっている人を「おーいいないいな」と褒めるというのを何度も見たので、ブレないなぁと思った。
で、昨日も全く同じ。
相変わらずに、変なことをやっている、チャンレンジしようとしている人を褒めてくれて、「いいなぁ、変で」という感じでにこやかに笑ってくれていた。
「迷ったらクレイジーな方を選べ」というのを、先生が言ったのか、自分が勝手に解釈したのか定かではないけど、自分の中にある一つのポリシーで大切にしている点。
そのルーツをまた確認できて、良かったなぁ。
クレイジーの度合いがどんどん深まる2次会、3次会は翌日の朝からちゃんと子どもと遊びたいから行かなかったけど、こういうこと書いてたら行きたくなってきたな。
早くも1年後が楽しみになってきた。
余談
なぜか毎年OB会の前に、浅草の蛇骨湯という銭湯に行き、そこからホッピー通りで飲み、OB会に行くというのを7年連続でやっている。
去年は翌日がハーフマラソンだったためにOB会を断念したが、一人で蛇骨湯だけ行ってきた。
蛇骨湯が良い銭湯で、やっぱり楽しかったから、一年に一回くらいの会だったら、もっと深く行っても良かったかもな。
来年には子どもと一緒に銭湯も、OB会も行けるかな、いや、無理かな。