元AWSで、有名なJapanAWS User Group、通称JAWS-UGを立ち上げた小島さん( @hide69oz )が中心となって開催されているCMC_Meetup。
昨年からKARTEのUser Meetupを毎月のように開催し、ユーザーコミュニティを学んでいる立場だったのでずっと行きたかったのだけどタイミングが合わず、今回たまたま五反田開催、夜も参加できるという日程だったので参加してきたメモです。
コンテンツ
メインコンテンツ その1
AWSの中の人が語るJAWSと私たちの今
~センターシステムからの変換、及び成長するコミュニティとの付き合い方~
登壇者:
アマゾンウェブサービスジャパン プロダクトマーケティング エバンジェリスト 亀田治伸さん
アマゾンウェブサービスジャパン コミュニティプログラム担当 沼口繁さん
メインコンテンツ その2
店舗運営者コミュニティを続けて約1年、いろいろあったこと話します
登壇者:
株式会社スマレジ 販売促進部 部長 川上知己さん
株式会社和心 執行役員・広報 若槻愛さん
LT
1.「米国で見た!カスタマーサクセスとコミュニティの蜜月関係」
岡田奈津子さん/フリーランス
2.「DEJIMA運営を通じて見えてきた、”続く”コミュニティの秘訣」
伊藤忠テクノソリューションズ 未来技術研究所 シニアプロデューサー 五十嵐知宏さん
3.「リードジェネレーション思考のマーケターが、コミュニティマーケティングに挑戦してみた話」
株式会社ABEJA Marketing 鵜木彩さん
4.「ヤッホーブルーイングのファンベース施策」
株式会社ヤッホーブルーイング よなよなエール広め隊(広報部門) 飯野 真梨子さん
思ったこと
メインコンテンツ その1
JAWS-UGはやっぱりすごい。全国に広がっている、そして自走している。
既に数年前からみんな注目しているユーザーグループだと思うけど、これを続けている、ちゃんと熱意が持続している、というのは改めて素晴らしいと思った。
JAWS-UGは全国に50の支部。地域ごとの支部と、専門(AI、コンテナ・・)の支部がある。
参考になる構築の仕方。最初はスケールアップで広がったが、その後スケールアウトで広がった。東京という地方支部から、興味のある専門支部に分かれていった。#CMC_MEETUP
— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
この熱量でのファン組織の構築、維持というのは、スポーツの世界に似ているなぁと思った。
ここまで熱狂的なファン組織というのはあまり見たことないけど、『つながりが可視化』される時代だからこそ、『熱量の可視化』というのはやっぱり大事だなぁと思った。
あと、良いなと思ったのは、『Rhythm of community.』という言葉。
Rhythm of community.
JWAS DAYS(春)、JAWS FESTA(秋)の大きなイベントを半年に一度開催しつつ、間にもいろいろなイベントを開催し、リズムを回している。やはり「Offline First」である。#CMC_MEETUP
— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
これも勝手にスポーツに結びつけてしまうけど、例えばサッカーだと3月(2月末)に始まって、最初はそのシーズンのチームの出来を見て、気温が上がるに連れてシーズンの行く末がだんだん分かるようになり、夏場から秋頃には大事な試合が続いていく。
そういうリズムが体に刻まられているからこそ、どのタイミングでどの相手と当たるかによってファンのテンションも変わってくる。
例えになっていないような気もするけど、そういう体に刻まれたリズムが大事だし、今回のテーマの「コミュニティを続けるコツ」という意味では適しているなぁと思った。
メインコンテンツ その2
iPhoneなどで使えるクラウドPOSレジを提供しているスマレジさんの #スマレジ会 の活動の紹介。
本編関係ないけど面白かったのは、このレイアウト。
続いて、スマレジさんの #スマレジ会 の話。
島型の会場の真ん中で向き合って2人で座って話すという面白いレイアウトw pic.twitter.com/LW8BmPPjU4— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
あとは、このあるある。
なるほど、たしかになと思った。
「店舗運営者は、レジ締めで帰っちゃうから懇親会参加できない」「Twitterやっている人が少ない」あたりはマーケティング界隈のMeetupとは違っておもしろいw #CMC_MEETUP
— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
スマレジさんのポイント。
1,コミュニティにビジョンを持つ。
「日本最大級の店舗運営者コミュニティ」2,幹事メンバーとのリレーション。
Meetup前後のオフラインMTG。3.どんどんピポットする。
自走から一緒に作るコミュニティ。
アウトプットから紙アンケート
店舗運営者のみではなく、ITの人も参加OK。#CMC_MEETUP— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
で、いい話だなぁと思ったのはピポットの話。
僕らもユーザーコミュニティを試行錯誤して、決めたものに向かっているわけではなく、何を目指すべきかをいろいろ試しているので、やはりピポットした話を聞けると安心する。
ピポットいい話だなぁ。
理想は高くなりがちだけど、合わせていくというのも大事そう。何が正解というのはなく、続くのが正解?#CMC_MEETUP— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
LT1.「米国で見た!カスタマーサクセスとコミュニティの蜜月関係」
サブスクリプションモデルとCSのお話を中心に。
SaaS型のサービスの企業として、非常に分かる。時間が足りなくなったので、LTじゃなくてもっと聞きたかった。
LT一つ目。
「米国で見た!カスタマーサクセスとコミュニティの蜜月関係」岡田奈津子さんサブスクリプションの時代なのでCSが大事になっている。
事例:https://t.co/pfuP4JiJka
ダイエット食品の販売からダイエット支援に変更。サクセスしたカスタマーがファーストピンになる。 #CMC_MEETUP
— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
2.「DEJIMA運営を通じて見えてきた、”続く”コミュニティの秘訣」
今回の会場を提供していただいたDEJIMAさんから。
近所にこんな場所できたというのを数ヶ月前まで知らなくて、知っていればもっと前から活用したかった!
LT二つ目。
「DEJIMA運営を通じて見えてきた、"続く"コミュニティの秘訣」 五十嵐さん– 自分で楽しむ
– 楽しいとパッションが出る
– パッションが出ると仲間が集まる
– 仲間が集まるとコトが起こる分かる。1年KARTEのコミュニティやって、面白くなってきてから変わってきた気がする。 #cmc_meetup
— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
本当に、最初はユーザーとの距離を勝手に感じていて良くなかったけど、続けるうちに楽しくなってきたので、この視点はすごく分かる。
3.「リードジェネレーション思考のマーケターが、コミュニティマーケティングに挑戦してみた話」
AIをテーマにした大規模イベントを成功させていたABEJAさん。
LT三つ目。
「リードジェネレーション思考のマーケターが、コミュニティマーケティングに挑戦してみた話」株式会社ABEJA 鵜木さん1.「人が人を巻き込む」を体感。
2.イベント時に登壇者からの口コミで申込時の広告予算を予定の半分以下に。
3.出張版Meetup。#cmc_meetup— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
体感したことから、なぜユーザーコミュニティが大事と思ったか?という話は実態が伴っていて分かりやすい話だった。
4.「ヤッホーブルーイングのファンベース施策」
ICCのときに、井手社長の講演を聞いて、超宴についても、ヤッホーについても、ヤッホーのユーザーとの関わりに関しても完全にファンになったので、もうファン目線で見てしまった。
一緒に行った仲間も、同じ視点。
動画も良かった。
で、ロイヤルカスタマーにするためには。
ヤッホーさんとは商材の種類も違いすぎるし、自分たちもできるわけではないけど、エッセンスはめちゃ参考になる。
LT四つ目。
「ヤッホーブルーイングのファンベース施策」よなよなエール広め隊 飯野さんトライアル顧客➝日和見顧客➝継続顧客➝ロイヤルカスタマー➝伝道師。
赤字でもファンイベントを開催する。
ロイヤリティがあがるのは、ヤッホーブルーイングのスタッフとの接触頻度。 #cmc_meetup— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
超宴のような、ある種クレイジーと思われるようなものをやっていきたい、
あと、会ってよかったと思われる中の人になりたい。
たしかに、「中の人」に会えるとイチユーザーとしては嬉しいかも。
「中の人」からするとなんてこともないかもしれないけど、顔の見えないサービスを提供しているとそういう部分で絆を感じてもらうというのが大事そうだ。#cmc_meetup— Takehiko Kawakubo (銭湯マーケ) @KARTE (@kawatake) 2018年5月15日
というわけで
今日も学びがいろいろあったけど、最初に、
「発言者をどれだけ作るかがキー」
「みなさん、ハッシュタグつけてつぶやいてくださいというのは普通ですけど、ちゃんとつぶやくまで見ていますから」という感じでちょっと間を置いて待ってくれていたのは非常に良い入り方だなぁと思いました。
ずっと行きたかった#CMC_MEETUP、やっと行けてよかった。
こんな手抜きまとめで良いのかわからないけど、これで今回の#CMC_MEETUPは終わりになるかな・・・